2011年3月8日火曜日

デヴィット・バーリー

前回エリック・リデルを紹介しましたが、今回は映画『炎のランナー』でリンデイ卿のモデルとなった人物であるデビッド・バーリーです。映画では400メートルハードルで銀メダルでしたが、実在のバーリー氏は映画の舞台であるパリではなく4年後のアムステルダム五輪にて400メートルハードル金メダリストです。バーリー自信は侯爵位を持つ名門貴族出身で、自信も英国議会の貴族院議員でした。
当初、彼は『炎のランナー』で実名を使うことを許さず、またカレッジダッシュでエイブラハムに負けた設定が気に入らなかったみたいですが、後年映画の反響の大きさとリンデイ卿が立派な人物として描かれていた事から少し後悔したとかしないとか・・。
ちなみにカレッジダッシュに成功したのはバーリー卿ひとりであり、実在のハロルド・エイブラハムは全く興味がなかった様子です。

2009年11月8日日曜日

エリック・リデル

映画『炎のランナー』のもう一人の主役である。
プロテスタント宣教師、スコットランドラグビー代表というスポーツマン。
何より彼を有名にしたのは1924年のパリ五輪の百メートル走で、決勝戦が日曜日と重なるため棄権した事である。彼はひとりのスポーツマンより信仰に生きる宣教師だったのだ。
このことは英国内で物議をかもしたが、映画の通り四百メートルで金メダルを獲得したことにより信念の人として名声を得る。
残念なのは、布教活動で訪れていた中国で戦争に巻き込まれて、日本軍抑留中にガンで亡くなった事である。

2009年6月7日日曜日

ベアトリーチェ・チェンチ


はかなく美しい少女の肖像画である。
モデルは『ベアトリーチェ・チェンチ』という名前である。
彼女はイタリアの大貴族・フランチェスコ・チェンチの娘である。
父・フランチェスコは暴力的気質を持ち、二人の息子や母をリンチしたり挙げ句には、べアトリーチェを近親相姦したり、教区の裁判官ともめたりと俗にいう超DQNである。
それでも許されてきたのは大貴族の財力と政治力の所以だろう。

父の横暴さに恐怖の日々をおくっていたベアトリーチェと家族だったが、ある日恋人の使用人とともに父に麻薬(毒)を飲ませようとして失敗。
その後、杭と金槌で父を打ち殺した・・。

ベアトリーチェ達は「父は自殺した」と主張するも死体痕から認められず、恋人の使用人ともう一人の使用人が拷問を受ける。恋人の使用人は自白しないまま死んでいったが、もう一人が自白した。
これに対し、時の教皇・クレメンス8世は一切の慈悲をしめさなかった。
これよりチェンチ家の領地・財産は没収され、家族は全員死罪となる。

この肖像画は刑が執行される前にグレド・レーニによって描かれたものである。

2008年11月30日日曜日

ジョン・タイター

2000年に突如インターネット上にあらわれた2036年からやってきて、
2001年に任務完了と同時に消息不明の未来人。
未来人による予言として、
イラク戦争 ○
狂牛病 ○
中国の宇宙進出 ○
新ローマ教皇の誕生 ○
北京五輪の中止 ×
アメリカ大暴動 ×
などがある。
これらの整合性自体はあまり気にしないし、彼が未来人でかまわない。
それよりも彼が世界金融の中枢に近い人物で、彼らの意図や計画を未来人と称して情報を流しているとしたら、そちらの方が恐ろしい。
世界が金融で支配されている以上、上記の事はたやすく出来るだろう・・。
過去に第二次世界大戦を起こした連中である。
未来人を消す事などたわいもないだろう・・。

2008年11月17日月曜日

若本規夫

『誰!?』ってヒトが圧倒的多数だろう。
でもみなさんご存じです。
こたえはサザエさんの穴子さんの声優さんです。

この声優さんサザエさんのなかでは結構何役もこなしています。
穴子さん
花沢さんのパパ
荒巻さん
湯水さん
静岡のおじさん(舟の弟)

おどろいたのが、銀河英雄伝説一の色男・ロイエンタール。
なかなか凄い声優さんですね。


2008年11月9日日曜日

イライシャ・グレイ

実はこのブログを作ろうと思った理由がこの人の存在である。
1876年にベルが電話機の特許を申請したが、わずか2時間の差で却下されたのが、このグレイである。
さてこの電話機の特許申請にはミステリーがあります。実はベルがグレイの発明を盗んだというもので真偽は不明だが、あながち嘘とも言いにくい。
実際、特許の申請内容もベルのは間に合わせ、グレイのはしっかりした申請書だったという。
さて失意のグレイさん、この後どうなったかといえば・・。

不屈の闘志で、1890年にFAXの原型であるテレオートグラフを発明。
その後電力系や通信系の巨人として名をはせる。

2008年11月4日火曜日

楠本高子


銀河鉄道999をご存知だろうか?
松本零士氏の名作漫画である。
さて松本漫画において最高に美しいヒロインといえばメーテルであろう。
この楠本高子はシーボルトの孫娘であり、夫の三瀬諸淵はシーボルト門下の医者である。
当時としては相当なインテリだっただろう。
さてこの高子だがかなりの美人で、松本零士の先祖が三瀬諸淵の同僚だったという。
そのとき面識があったのか、松本零士の意識の中で彼女の美貌が受け継がれ紙の上でメーテルとして再臨したらしい。
虚実は別として、時間を超えてDNAが覚えている。
ロマンティックじゃないか・・。