前回エリック・リデルを紹介しましたが、今回は映画『炎のランナー』でリンデイ卿のモデルとなった人物であるデビッド・バーリーです。映画では400メートルハードルで銀メダルでしたが、実在のバーリー氏は映画の舞台であるパリではなく4年後のアムステルダム五輪にて400メートルハードル金メダリストです。バーリー自信は侯爵位を持つ名門貴族出身で、自信も英国議会の貴族院議員でした。
当初、彼は『炎のランナー』で実名を使うことを許さず、またカレッジダッシュでエイブラハムに負けた設定が気に入らなかったみたいですが、後年映画の反響の大きさとリンデイ卿が立派な人物として描かれていた事から少し後悔したとかしないとか・・。
ちなみにカレッジダッシュに成功したのはバーリー卿ひとりであり、実在のハロルド・エイブラハムは全く興味がなかった様子です。